花つきが良くなる植え替え・株分けの方法を詳しく解説していきます!
こんな悩みをお持ちの方はぜひ見てください。
・クリスマスローズの花付きが悪くなってきた
・生育が鈍くなり、元気がない
・購入してから植え替えや株分けをしたことがない
鉢植えは2年以上、地植えは6年以上植え替えをしていない方は要注意です。
クリスマスローズは適切な管理をすれば、何年も元気に育ち、美しい花を咲かせ続けます。
この記事では以下の5つのことを深く理解することができます。
・適切な株分けのやり方
・用土のことがわかる
・植え替えが理解できる
・健康なクリスマスローズを育てるコツが身につく
・クリスマスローズを若返らせる
まずは株分けから見ていきましょう!
コツ①:株分けの基本を押さえる
古い葉を剪定して蒸散を防ぎます。
ハサミは消毒しておく必要があります。
クリスマスローズは傷口から病気に感染するリスクがります。
なぜ古い葉を切るのか
根がダメージを受けている状態では、水分の吸収力が弱くなるためです。
根は切られると水分を吸い上げることはできません。
葉が多く残っていると葉の表面からどんどん水分が出ていきます。
そのため古い葉を剪定して葉の枚数を減らし水分の蒸発を抑える必要があるのです。
株分はノコギリやマイナスドライバー、バールなどを使いますが、
個人的には圧倒底にノコギリが使いやすいです。
ほとんど力もいらず女性の方も簡単に切れます。
2〜3芽残してのこぎりを使い、中央から分けます。
1芽では弱って枯れてしまうこともあるので必ず2芽以上は残しましょう。
株分ができたら次はピンセットで古い土を落とします。
目安は3分の1程度の土を落とします。
ピンセットがなければダイソーで100円たこ焼きがえしを使うと良いです。
樹脂でできているため根に与えるダメージが少なく使いやすいです。
コツ③:適切な用土を選ぶ
一般向け:赤玉土5、鹿沼土2、軽石2、腐葉土1
この配合のメリット!
水はけが良く、根腐れしにくい!
保水力もあるので、乾燥を防ぐ!
軽くて扱いやすいので、初心者でも安心!
寒冷地向け:鹿沼土4、赤玉土3、パーライト2、木炭1
この配合のメリット!
寒冷地でも根腐れしにくい!
凍結によるダメージを軽減!
軽くて扱いやすく、健康な根が育つ!
初心者向け:市販の培養土+パーライト20%
この配合のメリット!
手軽で簡単!すぐに植え付けOK!
水はけと通気性UPで、根腐れしにくい!
初心者でも扱いやすく、失敗しにくい!
高さの調整をします。
根鉢の上部が鉢の縁から2センチ程度低くなるようにします。
お水やりの時にお水が溜まるようにです。
ピンセットでつきながら根と土を馴染ませる
ピンセットでつく→土が減る→土を足すを繰り返します
コツ④:季節ごとの管理を徹底する
11月~4月(花芽の成長期)
日当たりの良い場所で管理、水やりは控えめにします。
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ポイント:この時期にしっかり栄養をあげると花つきが良くなり株も元気に成長します。
(花芽の成長期)
緩効性肥料(置き肥)を1回施す
液体肥料は2週間に1回程度
花芽がしっかり育つようにリン酸やカリウムを多めに含む肥料がオススメ!
チッソ(N)を控えめにすると、葉ばかり茂るのを防げる。
葉っぱがたくさん生えるとお花が少なくなってしまう原因になることがあります。
・葉っぱが増えすぎるとお花に栄養が届きにくくなります。
・葉が大きく育ちすぎるとお花が隠れて目立たなくなります。
・風通しが悪くなりカビや病気が発生しやすくなります。
お花にしっかり栄養を送るために葉っぱのバランスを整えることが大切です。
5月~10月(生育がゆるやかになる時期)
明るい半日陰に移動、7~8月は直射日光を避けます。
コツ①:株分けの適期を知る
ベストな時期は10月~12月(夏の休眠明け)
可能な時期は2月~4月(根や芽が旺盛に成長する時期)
なぜこの時期に株分けをする必要があるのか
クリスマスローズは秋~春にかけて生育が活発になる植物です。
そのため、適切な時期に株分けを行うことでダメージからの回復が早まり生長が促進されます。
涼しい気候は根のダメージを最小限に抑えることができます。
高温の時期に株分けをすると根の負担が大きくなり傷んだ部分が回復しにくくなるため避けるべきです。
肥料のあげ方
この時期はクリスマスローズの成長がゆっくりになる期間です。
肥料が多いと株が弱る原因になるので注意しましょう!
月1回、即効性の肥料(置き肥)を軽めに与えます。
液体肥料は控えめ(1か月に1回程度)
※この時に緩行性の肥料を置いてしまうと夏場に肥料が残るので気をつけてください。
梅雨時期
風通しを良くし枯葉やゴミを取り除きます。
コツ⑤:根腐れ・病害対策をする
クリスマスローズは湿気が多すぎると根腐れしやすいので下記の点には十分に気をつけます。
・排水性の良い土を使う必要があります。
・鉢底石を敷くと余分な水がスムーズに抜けます。
・土の表面が乾いてから水をあげる(常に湿っている状態にしない)
・夏は朝や夕方に水やりをして蒸れを防ぐ(昼間は暑さで蒸れてしまいます)
・大きすぎる鉢は土の量が多く根腐れしやすい(1まわりづつ大きくしていきます)
病害対策
・コケや雑草を定期的にとる、株もとを清潔に保ちます
・鉢植えは雨の当たらない場所(軒下など)に移動する
・庭植えは株の間隔をあけ、風が通るようにする
・古い葉や枯れた葉を取り除いて、湿気がこもらないようにする
まとめ
ポイントをおさえて育てることができればクリスマスローズは何年も元気に美しいたくさんのお花を咲かせ続けます。
まずは特徴を特性を知ること後は実際に育てることで理解していきます。
ぜひ実践してみてください!
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監修者
関戸樹
有限会社関戸園芸 代表取締役
国家資格:造園施工管理技士1級取得
関戸園芸YouTubeチャンネル(2025年1月22現在)のチャンネル登録者数は5万人
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